令和4年度優良工事表彰を紹介するシリーズの最終回。
本日は、電気工事編です。
@燕西小学校校舎トイレ改修工事(電気設備)
施工業者は、株式会社星野電業社です。

燕西小学校のトイレは築後27年経過し、
故障により利用不可となっていた器具も多くありました。
本工事は、衛生的で明るいトイレ環境に改善することを目的に実施。
具体的には、和式便所の洋式化、湿式床壁の乾式化、
手洗蛇口の自動水洗化を行いました。

本工事では、工事期間中に児童用の仮設トイレを設けましたが、
簡易的な屋根、壁であったため開口部が少なく、
室内の気温上昇が心配されました。
しかし、創意工夫によりスポットクーラーを設置することで、
仮設トイレを快適に利用することができました。
工期が限られた中、仕上がり状況が良く、
創意工夫の取り組みにより熱中症などもなく無事故で工事を完了しました。
以上の取組が評価されての表彰です。
A分水総合体育館改修工事(電気設備)
施工業者は、陽光・和田分水総合体育館電気設備特定共同企業体です。

本工事は、建築後46年が経過し、設備の老朽化が進んでいるため、
施設全体のLED化を含めた電気設備改修をすることで長寿命化を図り、
利用者が安全・安心に利用できる環境を整備するものでした。
また、非常用発電設備を設置し、指定避難所としての機能を満たす改修も実施しました。

工事に際してはアリーナの特定天井の形状が複雑なため、
現場で落下防止の措置が十分である事を検証してから施工しました。
また、隣接している分水地域交流センター、
分水武道館を通常運営しながらの改修であったため、
事前に施設側と綿密な打合せや協議を行い、
適切な工程管理・品質管理・安全管理が実施されていました。

これら制約がある中、工事期間中に案内看板等を積極的に作成し、
工事区画を明確にし利用者と施工者の動線が交錯しないように事故防止に努め、
トラブルや事故もなく余裕をもって完成しました。
以上の取組が評価されての表彰です。