2017年01月29日

技能継承

日本金属洋食器工業組合による
ナイフ技能継承研修がスタートしました。
洋食器、とりわけナイフの製造工程は分業化されており、
複雑かつ専門的な工程を匠の技能で製造しています。

ナイフ (4).jpg

近年その職人の多くが後継者不足で
廃業の危機に追い込まれています。
そこで、洋食器製造メーカー等の若手職人を対象に
ナイフ製造技術の継承を図るため、
燕市磨き屋一番館を会場に
業界挙げての技能研修が始まりました。
今回の第1期で研修するのは、
持ち手の中を空洞にした「モナカナイフ」の研磨技術。

ALFACT【シャルル】ディナーナイフ(最中柄).jpg

ナイフの研磨は、スプーンやフォークに比べて工程数が多く、
加えてモナカナイフの場合は、一般の硬いバフでは
研磨し過ぎて材料に穴を開けてしまう恐れがあり、
高度な技能が要求されます。

ナイフ (1).jpg

講師はこの道、約60年という大ベテランの
高山泰雄さんが務めます。
1月24日から3月30日まで
週2回、約3時間の研修。
初日は座学。2回目以降は
各工程の研磨の実技研修を行います。
燕の代名詞ともいうべき金属洋食器。
その技能が次世代に継承されていくことは
極めて大切なことです。
業界挙げての取り組みに敬意を示すとともに
行政としてもできるかぎりの支援を
していきたいと思います。

posted by 鈴木力 at 07:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする