団塊の世代が後期高齢者となる2025 年以降、
独居高齢者や老々介護の更なる増加等から、
適切な医療サービスにアクセスできない状況が危惧される中、
医療と介護の連携強化がこれまで以上に求められています。
また、今年3月に開院し、急性期・専門的な医療を担う県央基幹病院では、
軽症の救急搬送も多く見られるなど、
改めて各医療機関の割分担を意識することや、
「かかりつけ医」を持つ重要性も増しています。
そこで、燕市は、誰もが必要な医療・介護サービスに
アクセスできるまちの実現に向けて、
医師会、地域包括支援センターと連携し、
「転ばぬ先の医療」推進プロジェクトを始めます。
【令和6年度事業の概要】
1.転ばぬ先の医療相談(個別)訪問事業
特に健康リスクが高いと考えられる高齢者を対象に、
地域包括支援センター職員が個別に訪問し、
医療相談を実施する事業です。
健康、医療、介護等に関するお悩みをお聞きしながら、
「かかりつけ医」や「地域包括支援センター」の役割などの情報を説明します。
また、医療が必要と判断した場合は、医療機関の受診につなげます
2.健康・医療相談窓口の開設
各地域包括支援センター区域内市民の、
健康、医療に関するお悩み及び問題等について
同センターと地域担当医師との間で、
オンラインによる 「健康・医療相談窓口」を定期的に開設します。
同センターが市民と医師との橋渡し役を担うことで、
市民が抱える健康・医療等に関するお悩み等の情報を医師と共有し、
問題解決を図ります。
3.地域バックアップ医療機関の体制整備
「かかりつけ医」を持たない人も気軽に受診できる
「バックアップ医療機関」を医師会が各地域包括支援センター毎に選定し、
「かかりつけ医」を持つきっかけづくりにつなげます。
5月20日現在で、市内38医療機関が
「バックアップ医療機関」としてリストアップされています。
4.「転ばぬ先の医療」推進会議の設置
医師会、燕市、地域包括支援センターで構成する
「転ばぬ先の医療」推進会議を設置し、
今後の取組について協議を行っています。
会議には、新潟大学社会連携推進機構の山室教授からも
ご参画いただいており、多方面からアドバイスを頂きます。
▼詳しくは燕市公式ホームページをご覧ください。
https://www.city.tsubame.niigata.jp/soshiki/kenko_fukushi/3/1/zaitakuiryoukaigo/17980.html