4月20日、第89回大河津分水殉職者慰霊祭が行われました。
信濃川・中ノ口川の歴史は、横田切れに代表される
洪水・氾濫を繰り返す大水害との戦いの歴史であり、
その洪水を大河津分水路が102年間
日本海へ流し続けてくれたことで、
人々を水害の苦しみから解き放してくれました。
その礎を築かれました方々に対して、
深い感謝の念を抱くとともに、
そのご苦労と殉職者の御霊を決して
忘れてはならないものとして、
末永く後世に語り継いでいくことが、
私たちの責務であると考えます。
今年も4月6日に燕さくらマラソン大会が開催され、
北は北海道、南は長崎県から1,870名の参加者が、
春の大河津分水路の堤防で気持ちよく走りました。
また、翌日の4月7日には、絶好の晴天の中、
5年ぶりに屋外開催となった分水おいらん道中も開催され、
大河津分水路の桜並木の下、16,000人の方に
豪華絢爛な歴史絵巻を楽しんでいただきました。
今後も、様々なイベントを通じて、
先人が取り組まれてきた大河津分水工事の意義と効果に加え、
今後進められる改修工事により年々姿を変える大河津分水路の様子を、
広く市内外に発信していきたいと考えています。