その一は、10月21日に行われた
島上小学校創立120周年記念式典です。
島上小学校は、明治３５年５月に横田尋常小学校と熊森尋常小学校が統合し、
島上尋常小学校として誕生しました。さらに歴史を遡りますと、
島上小学校の前身となる横田尋常小学校は明治６年に、
熊森尋常小学校は明治９年にそれぞれ開校しています。
明治初期の頃は、昨年通水１００周年を迎えた大河津分水路が完成する前であり、
明治２９年７月に発生した「横田切れ」に代表される度重なる信濃川の氾濫により、
勉学も日常生活も困難を極めていた時期です。
この地において、創立以来１２０年間、一歩一歩着実に歩みを進め、
輝かしい歴史を刻みながら、数多くの卒業生を世に送り出してきたことに
心から敬意と感謝を申し上げます。
その二は、10月22日に行われた
粟生津小学校の150周年記念式典です。
粟生津小学校は、明治６年４月に漢学塾である
私塾「長善館」の２階を借りて開設されました。
この私塾は、江戸末期から明治末期まで８０年続き、
昨年通水１００年を迎えた大河津分水路の建設に尽力し、
燕市に限らず、新潟に暮らす人たちの生活の安定と産業の発展に
大きく貢献した方をはじめ、数多くの偉人を輩出いただきました。
粟生津小学校が「長善館」で産声を上げ、創立以来１５０年間、
輝かしい歴史と伝統を築きながら数多くの卒業生を世に送り出してことに
心から敬意と感謝を申し上げます。
両校の児童のみなさん、
たくさんの先輩が築いてきた歴史と伝統を大切にしながら、
これからも勉強に、運動に、友達づくりに励んでください。
燕市はみなさんを応援しています。
