市民教養フェスティバルと同時開催で
令和4年度遺跡出土品展「大河津分水周辺の遺跡」を
開催しました。2日間の来場は303人。
前年を約100人上回る盛況となりました。

今年は大河津分水通水100年にちなみ、
「大河津分水周辺の遺跡」と題して
大河津分水周辺に残る遺跡から
周辺地域の歴史や地理環境などを紹介しました。

大河津分水周辺には、
縄文時代や奈良時代、中世に至るまで、
各時代で越後平野における重要な役割を担っていたと
推定される遺跡が存在します。
越後平野の治水の要であるこの地は、
歴史上でも要の地であったようです。

会期中行った展示説明会には
例年と比べて2倍以上の参加があったため、
人数を区切り3回に分けて説明会を開催しました。


また、糸魚川市のヒスイが「県の石」に指定されたことから、
燕市宝崎遺跡出土のヒスイ資料も展示しました。

通水100年の節目の時に、大河津分水で石港遺跡の
発掘調査をしていることにご縁を感じるだけでなく、
その遺跡調査で100年前の分水路工事に関する資料が
出土したことにもご縁を感じます。


石港遺跡で出土した子持勾玉(こもちまがたま/古墳時代)は、
その特徴的な形状から、特に注目を集めていました。

みなさま、ご来場ありがとうございました。