鎌倉時代に寺泊に朝鮮半島から300年前に滅亡した新羅王の末裔が漂着し、
竹ヶ花の山中で暮らす傍ら、地域の人々に新羅の文化や進んだ技術を
伝えたという伝承があります。
竹ヶ花集落の人々は先祖代々、800年にわたりその方の墓を供養してきており
明治35年(1902年)には新羅王碑が建立されました。
今年はその石碑が建立されてから120周年に当たります。

この日の新羅王祭では、120周年を記念し、
駐新潟韓国総領事館と民団新潟県地方本部の支援により
石碑と祭事の案内看板が設置され、除幕式も行われました。


知る人ぞ知るという伝承行事ですが、
800年という歴史の過程では日韓関係も難しい時期があったはずです。
にもかかわらず、墓石・石碑・祭事を大切に守り続けてきた
竹ヶ花集落の方々には敬意を表するしだいです。
今後も日韓友好の懸け橋として
末永く伝承されていくことをお祈りいたします。
