先日、市内企業のツインバード工業さんと
共同記者会見を行い、同社が製造する
新型コロナウイルスワクチン用の
超低温冷凍庫「ディープフリーザー」を活用した
ワクチン接種体制「燕市モデル」を構築したことを
発表いたしました。

現在国内で接種が進む米ファイザー製のワクチンについては
国の指導ではドライアイスを入れた冷蔵パックで3時間以内に
拠点施設から接種会場まで運搬しなければならず、
またその保存期間は5日間となっています。

しかし、ツインバード工業製造の「ディープフリーザー」を
使用すれば、運搬時間は24時間以内、保存期間も14日間と
大幅に長くすることができます。
これにより、貴重なワクチンをムダにすることなく
柔軟かつ効率的な接種を進めることがきるようになります。

ツインバード工業製の「ディープフリーザー」は、
当初、今後承認が見込まれる米モデルナ製のワクチンの
輸送・保管用として厚生労働省が同社に発注していますが、
燕市はこれをファイザー製ワクチンにも活用できると判断し
先行導入を決定いたしました。

このコールドチェーンを燕市モデルと名付けました。
ワクチン接種体制の確立は全国の自治体共通の課題です。
既に燕市モデルの有効性を評価し、
新潟県が採用することを表明しています。
今後、この燕市モデルが全国に広まることを期待します。