中学生を対象に今後の人生において夢や希望が持てるような
貴重な経験の場を提供する「フェニックス 600」を実施しています。

11月1日は、リオ五輪の陸上400mリレー銀メダリストの
飯塚翔太選手を講師にビクトリークリニック・フェニックス600を開催、
市内中学校の陸上部の生徒約100人が参加しました。

飯塚選手が燕市に来るのは5回目。
先月、新潟で行われた日本選手権でも200メートルで優勝しています。
講演会では、コロナ禍で練習もままならない苦しい時期を
どのように乗り越えたのかについてお話してくれました。

練習場が使用できない時期は、
いろいろな選手の動画を見てより良いフォームを探求するなど、
常に向上心を持って取り組んでいたことや、
当たり前だと思っていたことがありがたいことだと気付かされたそうです。

そして、夢や目標は自分のためだけではなくて、
周りの人が喜んでくれる夢を持つことが大切だと
自身の体験を基に語ってくれました。

質問タイムでは、
「走っているときはどんなことを考えていますか?」という問いに
「練習中キツイときは、”最高!”と思うようにしている」と回答。
なるほど、前向きな気持ちが練習の効果を引き上げるコツなのかもしれませんね。


クリニックでは、体のバランスを整えるためのさまざまな方法を
理論に基づいてわかりやすく紹介してくださいました。

こういう練習方法は生徒たちも初めてだと思います。
メモを取りながら真剣に聞く生徒の姿もありました。

体のバランスを意識して実際に走ってみます。
飯塚選手と一緒に走れる貴重な機会です。
生徒たちも気合が入っていました。


最後は、その場で色紙にサインをしてプレゼント。
飯塚選手と共通点があったりじゃんけんで勝ったりした1・2年生5人と
中学3年生全員へ贈られました。
生徒のみんなにとっては、忘れられない日になったと思います。

今後も、一流講師による講演会や演劇鑑賞会など
中学3年生応援事業「フェニックス600」は続きます。
中学生のみなさんお楽しみに!